洋書コーナー

“How to sell a Haunted House” by Grady Hendrix

アマゾン購入はこちら↑

⭐️⭐️⭐️(3つ星)

今回はGrady Hendrixの最新作で2023年の1月に出版された『How to sell a Haunted House』です。Grady Hendrixは『My Best Friend’s Exorcism』や『The Southern Book Club’s Guide to Slaying Vampire』など数々のベストセラーを持つホラー界では有名な割と新しい作家さんです。評判が良いのでいつか彼の作品を読んでみたいと思っていたので、最新作を読んでみました。

あらすじは主人公のLouiseの両親が事故で突然亡くなり、それに伴い両親の家を売ることになるのですが、ずっと関係を絶っていた弟Markとの対立や長い間存在する家族間のわだかまりや過去から引きずっている憎しみや嫉妬などがありなかなか話がうまく進みません。またLouiseとMarkの母親であるNanncyが生前大事にしていた数々の操り人形が家中にあり、LouiseもMarkも何か不気味な雰囲気を感じ取っていきます。その中でもひとつ母親が一番大事にしていた人形であるPupkinにまつわる色々な過去が判明していき、隠された家族の秘密が少しづつ明らかになっていきます。

(more…)
ランキングに参加しています。よかったらクリックしてください。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

”The Cruel Prince” by Holly Black

⭐️⭐️⭐️⭐️(4つ星)

今回は私には珍しくファンタジーものでHolly Blackの”The Cruel Prince”を読んでみました。こちらは2018年に出版され、その後続きがあと2冊出ているので全部で3作のトリロジーとなっているようですが、個人的には一冊でもゆるく完結されているように思いました。一冊でもう終わりにしたい人はここで終わりにもできるし、続きが読みたい場合はこれからまた無限に話を広げることができるのでうまい具合に終わっていると思いました。

この作品は結構有名な作品でたくさんのブックチューバーさんが昔読んでいた記憶があります。意見は別れるようですが、私的にはなかなか良かったのではないかと思いました。

あらすじは主人公のJudeが7歳の時、突然両親がFaeに殺され、Judeは二人の姉妹と一緒にFaerieの王国へ連れて行かれます。人間が蔑まされるFaerieの王国でJudeは他のFae達と衝突しながらも騎士になることを夢見て日々過ごします。そして、JudeがFaerieの国の政治的紛争の中で自分の立ち位置を確立していこうとする過程を物語ったお話です。

(more…)
ランキングに参加しています。よかったらクリックしてください。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

“Regretting You” by Colleen Hoover

アマゾン購入はこちら↑

⭐️⭐️⭐️⭐️(4つ星)

今回は人気作家のColleen Hooverさんの作品で『Regretting You』をご紹介します。Colleen Hooverさんはブックチューブでもよく耳にする作家さんで数々の人気作を書いていますが、私は今まで読んだことがなく、この作品が初めてのColleen Hoover作品となります。

最近なぜか読書スランプに陥っており、読む本読む本途中で投げ出してしまうことが多かったのですが、たまたま図書館のYAセクションで見つけたこの本をもしかしてYAだったら読みやすくてスランプから抜けられるかなと思ったのがきっかけで借りてみました。が結果、夢中で読むことができたので正解だったと思います。

あらすじは割と最初の方でネタバレが起こってしまうので詳しくは書けないのですが、ティーンエイジャーのときに娘を産んだモーガンとその娘で現在ティーンエイジャーのクララが主人公で二人がチャプターごとに入れ替わって語り手となり話が進んでいきます。カテゴリー的にはロマンスとされていることが多いようですが、私の中ではメインの話は母と娘のお話で、そこに母のロマンスと娘のロマンスがそれぞれ散りばめられているといった印象を受けました。ティーンエイジャーと親の関係はいつでもなかなか難しいものだと思いますが、それに加えてこの母娘は様々な複雑な問題が重なり合っていて、その関係をより難しいものにさせています。娘を愛しているからしていることも逆に娘を遠ざけてしまう。そして母親を理解できない娘の怒りや悲しみがうまく表現されていると思いました。

(more…)
ランキングに参加しています。よかったらクリックしてください。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

“When You Reach Me” by Rebecca Stead

アマゾン購入はこちら↑

⭐️⭐️⭐️(星3つ)

今回はサクッと読める”When you Reach Me” by Rebecca Steadです。これは児童書(またはYA)とカテゴライズされている本で、10歳ぐらいからおすすめとなっていました。

あらすじは6年生の女の子ミランダとその周りで起こる日常と非日常の交差を6年生の視点から書いたもので、ミランダと同じアパートに住む親友のサルがある日突然、近所の子供に殴られてしまい、その日からサルはミランダと話をしなくなってしまうところから始まります。サルがなぜ友達でなくなってしまったのかわからないながらもサルと距離を置き、新しい友達と仲良くなっていくなかで、ある日ミランダが学校から帰ってくると家の鍵が開いていて、そのあと誰からかわからない謎のメモを見つけます。このあとミランダはさらに数枚のメモを見つけます。メモにはミランダにとってわけのわからないことが書いてあり、誰かの命が危ないというような内容が書かれています。誰がそしてなんのためにミランダにメモを置いているのか?危険にさらされる友達とは誰のことか?

(more…)
ランキングに参加しています。よかったらクリックしてください。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

“An Anonymous Girl” by Greer Hendricks and Sarah Pekkanen

アマゾン購入はこちらから↑

⭐️⭐️⭐️ (3 stars)

今回は”An Anonymous Girl” by Greer Hendricks and Sarah Pekkenenです。この本はかなり前にブックチューバーの間でよく読まれていた本で、その感想は覚えていなかったのですが、確か人気があった本だということは知っていたので読んでみました。

主人公はジェシカというメイクアップアーティストの女性で、彼女が小耳に挟んだ心理アンケートのようなものを他人の代わりに受けるところから始まります。

最初はお金のためだけに心理テストに参加したジェシカですが、テストを何回か受けていくうちに質問は答えにくいものになり、実際にやらなければいけないタスクがどんどん難しく、時に危険になっていきます。ジェシカはそのうちテストの主催者であるドクターシールズを疑うようになりますが、なかなかそこから抜け出すことができず、そうこうしているうちにドクターシールズに関する秘密を見つけていくというサスペンスものです。

(more…)
ランキングに参加しています。よかったらクリックしてください。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

“Remember Me?” by Sophie Kinsella

アマゾン購入はこちら↑

⭐️⭐️1/2 (2.5star)

今回の本は”Remmber Me?”by Sophie Kinsellaです。Sophie Kinsella はChic Lit界では有名な作家で数々のChic Litを出版しています。彼女の一番有名な作品は”Confessions of a Shopaholic”でこの本は映画化もされました(映画はよくなかったですが。。)私はこの”Confessions of a Shopaholic”を15年ぐらい前に読んで、声を出して笑ったのをよく覚えています。モルジブに旅行に行った時で、あまり考えなくてもいいような軽いお話を読みたいなと思って、持って行ったのが”Confessions of a Shopaholic”でした。綺麗な海の見えるコテージでベットに寝転がって読みました。面白かったものの普段あまりChic litを読まない私はそれから一度も彼女の作品を手にすることは今回までありませんでした。今回読んだ”Remember Me?”はShopaholicでいい印象があったので同じ作家の本を読んでみようかなという気持ちになり読んだ次第です。

(more…)
ランキングに参加しています。よかったらクリックしてください。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
Translate »