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“Little Fires Everywhere” by Celeste Ng – Review

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⭐️⭐️⭐️ (3 stars)

今回はCeleste Ngの”Little Fires Everywhre”のご紹介です。この本は数年前からBookTubeで話題になっていて聞いたことはあったのですが、内容についてはあまり知らず、知っていたのは家族ドラマだということぐらいでした。最近シリーズとして映像化されているのを知りまして、シリーズをみる前に本を読みたいなと思っていたところ偶然図書館で見つけたので借りてみた次第です。

あらすじは、一言で言うと、一見理想的な街にすむ理想的な家庭リチャードソン一家の貸家にシングルマザーのミアと娘のパールが引っ越してきてから、リチャードソン家の子供達と交流を深めていくうちに一見幸せそうに見える家庭の様々な葛藤や歪みが見えてくる話です。

私の評価は星3つ。すごくいいわけでもなく、すごく悪いわけでもなく、でもちょっと物足りないと感じました。まず、キャラクターは色々な個性があって、よかったのですが、私の印象では本が短く、キャラクターに感情移入する時間が足りなかったように思います。そして話も本が短くてうまくまとまっていないというか。もっと長いお話だったらさらによかったのかもしれないと思いました。(もっと長く読んでいたいという意味ではないのですが。。)それからアート(芸術)に関する詳細がちょっと多すぎかなと感じました。これはアートにもっと興味のある人には興味深い部分なのかもしれませんが、私にはもうちょっと少なくてもいいかと思われました。

キャラクターの中で一番印象に残ったのはエレナ(ミセスリチャードソン)でした。彼女のキャラクターはテレビシリーズではReese Witherspoonが演じているのをみまして、これは適役だなーと思って、読んでいる時もエレナのシーンでは常に頭の中にはReese Witherspoonがいました。このキャラは『なんかこうゆう人いるよね。』っていう感じのキャラで、いい人ぶってるけど全て計算されていると言うか、どこか嘘くさい善意の押し売りみたいなキャラです。こうゆう人って自分が正しいと信じきっているし、人助けをしている自分に酔っているタイプなのでちょっとたちが悪い厄介なタイプの人です。このキャラはとても上手に描けていました。人としては嫌いだけど、一番印象に残っていて、現実味のあるキャラクターでした。

また、話の中に捨て子の親権問題や養子縁組の問題などが出てきますが、この件に関しては私も考えさせられました。正解のない問題であり、どんな決断も誰かが傷つくような問題だからこそ何度も何度も考えてしまうのでしょう。

エレナとその子供達、またミアとパールの関係を読みながら親子の関係についても考える機会を与えられました。親子の関係は時に難しいこともありますが、お互いに歩み寄る姿勢とお互いを理解しようとする気持ちが大切だと思います。(これは親子だけでなくどんな人間関係において言えることですが。)

Little Fires Everywhereはどんな本かと聞かれると説明の難しい本ですが、様々なキャラクターのそれぞれの苦悩を描いた人間ドラマのような感じです。

本を読み終わるまで我慢していたシリーズをみるのが楽しみです。読み終わってシリーズのトレーラーをみたらミア役がスキャンダルに出ていたケリーワシントンだったので少しびっくりしました。スキャンダルの時の役(オリビアポープ)がよかったので彼女がどのようにミアを演じるか楽しみなところです。

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