洋書コーナー

“Six Of Crows” by Leigh Bardugo

⭐️⭐️⭐️ 3/5

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”Six Of Crows” by Leigh Bardugoの感想です。この本は私が普段読まないような戦闘ものファンタジーですが、BookTubeでたくさんの方が勧めていたので近所の英語中古本セールがあった時にすかさず買った一冊です。Booktubeの影響もあり、最近は毛嫌いせずに色々なジャンルの本を読んでみようという気になりまして、手に取った次第です。

あらすじは簡単に言えば、Ketterdamで育った犯罪の天才Kaz Brekkerがそれぞれの特技を持った仲間(?)たちと一緒に一獲千金をかけて、不可能に近い強盗(というか牢屋からの人質救出)を試みるという物語です。

星で言いますと3つです。まず私はこの手のファンタジーに慣れていないので、まず前半の半分はなかなか話に入り込めず、かなり苦戦しました。とにかく名前がたくさん出てくるし、その名前がまた聞いたことのないような名前ばかりで、人の名前でも場所の名前でも人種の名前でも覚えるのに苦労しました。これは私の記憶力と頭の悪さの問題なので、話自体とは関係ないのですが、この時点でつまづいた私は話に入っていくことがなかなかできませんでした。

DNFも考えましたが、せっかく半分まで読んだし、たくさんの人が推薦しているには何か理由があるはずだと信じ、最後まで読み通すことができました。

話自体は後半からどんどん惹きつけられるようになり、数々の困難を乗り越えて少しづつ仲間の絆を深めていくキャラクター達に共感を覚えるようになりました。

また、この本の1番の魅力はきっとキャラクターにあると思いました。まず主人公のKazは冷たくてお金のことしか考えてないようなキャラクターですが、やっぱり最初から本当はいい人なんでしょ?という思いがあり、なぜか惹かれてしまうのです。そのほかにもそれぞれのキャラクターに個性があり、そしてところどころにちょっとした恋愛も組み込まれており、その展開も気になるところでした。

しかし私が一番がっかりしたのはこの本はシリーズ物で、これ1冊では完結していないというところです。(これはシリーズ物だということを知らなかったお前が悪い!と言われてしまうとおっしゃる通りなのですが、なぜかこれ一冊完結ものと思い込んでいたので最後に『えー!』となってしまったのです)。続きが気になるのなら続編を読めばいいのですが、最初の半分がかなりきつかったので続編を読む気があまり湧いてこないのです。

ちなみにこの作者は”Six Of Crows”の中に出てくるGrishaという人種(?)について書いたシリーズ ”Grisha Trilogy”という作品も出しているようです。直接話の関連性は内容ですが、もしかしたらこのGrisha Trilogyを読んでから”Six of Crows”を読んだ方がより理解力が深まり、世界に入って行きやすかったのかもしれません。

また噂によるとNetflixでこのGrishaTrilogyとSix of Crowsが映像化されるという話も聞きました。キャストの写真もツイッターに載っていましたので見て見ました。Kazはちょっと私のイメージと違う感じですが、Inejはイメージとは違いましたが、綺麗で体がかるそうで納得のキャストとなっておりました。あとはNinaとMattiasがどんなキャストになるのか気になるところです。Netflixで始まったらぜひ見てみたいと思います。

ということで3つ星でしたが、ファンタジーや強盗ものが好きな方にはいいのではないかと思います。きっとこの一冊だけでは世界観に浸ることはできないので他のシリーズも全部読むとこの世界にどっぷりハマってもっと楽しく読めるように思います。

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