洋書コーナー

”The Seven Death of Evelyn Hardcastle”by Stuart Turton

⭐️⭐️⭐️&1/2 (3.5 / 5)

読み終わりましたー。“The Seven Death of Evelyn Hardcastle” by Stuart Turton。星は3つと半分です。

この本、アメリカバージョンは”The 7 1/2 Death of Evelyn Hardcastle”だそうです。調べてみると、偶然に同時期に”The Seven Husbands of Evelyn Hugo”が出版されたようで、トラブルを避けるためにアメリカバージョンは7 1/2に変更したようです。私が読んだのはUKバージョンだったので”The Seven Death”でしたが。しかし同じ時期にこれだけにた題名ってすごい偶然ですよね。不思議です。

あらすじは主人公が, 毎回違う人に8回生まれ変わって、同じ日を8日過ごすのですが、その8日間が終わる前に殺人の犯人を探さないとまたふりだしに戻って全てを初めから始めなければいけないと言った内容です。場所は郊外のお屋敷でシュチュエーションはたくさんの人が呼ばれているパーティー。そのパーティーで起こるEvelyn Hardcastle殺害の犯人を見つけない限りこの日からもこの場所から逃げられないのです。

さて、感想ですが、よかったんです。よかったんだけど星は3つと半分なんです。まずコンセプトはすごくいいです。私は同じ日を違う視点から何度も繰り返す系の映画とか好きなので、この点はとってもいいコンセプトです。そして毎日違う人の体で同じ日を過ごすのも面白い点だと思いました。年齢、体つき、性格、頭脳とそれぞれ違う人物に生まれ変わって過ごす一日は全く違った一日であり、とても興味深い部分でもありました。

そして、謎解きのミステリーもEvelynの殺害と19年前に起こった兄弟のふたつの謎解きが上手く組み込まれていて、最後まで推測しながら読めたところもよかったです。

そして最後の結末もその背景も私はよかったと思います。ネタバレはしたくないのであまりたくさんは書けないけれど、想像していなかったツイストもあったし、そこはすごくよかったのですが、なんと言うかちょっと物足りないと言うか腑に落ちない部分があると言うか。強いて言えばもう少し過去の話や背景を詳しく知りたかったし、この状況にたどり着くまでの”なぜ”の部分をもうちょっと説明して欲しかったです。あとは毎日同じ日を繰り返すという状況はもうそうゆうものとして、そのシステムとかは説明不可能なのはわかるのですが、基本のルールと言うかそのようなものをもうちょっと掘り下げて詳しく説明してくれるとありがたいと思いました。

基本的に好きな本です。すごく時間をかけて考えて書いた本なのだろうなーと想像できました。私は記憶力が良くないので何回も最初のページの招待状のところに戻って名前を確認しないと混乱してしまうほどでした。あと途中で前の体に戻ったりするところもちょっと混乱のポイントでした。(まあこれは読む人の記憶力の問題であるのですが。)しかし、混乱するであろうということは最初から覚悟して読んでいたので、投げ出すこともなくゆっくり割と丁寧に読むことができたと思います。

ちなみにこの本は映画になったら面白いんじゃないかな?と思いました。もしも映画になったら是非みてみたいです。映画だと映像もあるのでもっとわかりやすくなると思います。

文章も描写もすごくよかったし、もしちょっと複雑なミステリーを読みたい方にはぜひオススメの一冊です。とにかく今年中に読み終わってよかった。(なぜか今年中に読み終わりたかった。)

ちなみにこちらは日本語版も出ています。日本語タイトルは『イヴリン嬢は7回殺される』です。結構複雑なお話なので日本語で読みたいという方は日本語版でお楽しみください。

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