洋書コーナー

“We Were Liars” by E. Lockhart

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⭐️⭐️2/5

今読んでいる本がなかなか終わらないので過去に読んだ本のレビューを書こうと思います。“We Were Liars” by E. Lockhartという作品です。こちらはYAでロマンスとミステリーの要素も含んだ青春小説とでも言ったらいいのでしょうか?

星は残念ながら2つです。会話が多いので読みやすいし、ページ数も少なく、文体も詩的で美しいので読みやすさでは高得点だと思います。(ところどころ詩的な表現があり、解釈が困難なところもありましたが。)お金持ちの子供達(いとこ達プラス一人)が毎年夏に行くプライベートアイランドで過ごすある夏の出来事が思春期に感じるたくさんの感情とともに書かれています。状況や風景が綺麗に頭に浮かんできて、楽しい夏とどこか切ない夏が入り混じったような不思議な気持ちにさせてくれる小説でした。

なぜ評価が低いのかというと個人的に最後が好きになれなかったからだと思います。ミステリー要素もあるので”なぜ”という疑問を持ちながらの読書になるのですが、オチがわかってしまったという訳でもないのですが、最後はちょっと腑に落ちないというか『うーん』と唸ってしまう自分がいました。

まあ最後までオチはわからなかったのでそこはよかったのですが、なんというか最後がわかってから今まで読んだところのことを色々と考えてみるとなんだか頭を抱えてしまうというかちょっと混乱してしまいました。読んだ後の爽快感もないし、『あっ、そーなの?』という感じで終わってしまいました。まあ短い小説ですし、このページ数でこれだけの世界観を出せたのは素晴らしいところだと思いましたが。

お話的にはあまり好きになれなかったのですが、この島や家族の表現がとても上手で読んでいる時に映像が映画のように頭の中に浮かんできました。お話全体に流れるなんとも言えない悲壮感というか寂寥感が個人的には印象に残っています。雰囲気的に勝手に思い出したのは“Never Let Me Go” by Kazuo Ishiguroでした。なんとなく私のイメージ上の世界観がこの二つの小説には共通点があるように感じてしまいました。悲しいけれどどこか美しく、強いけれどか弱いみたいな(?)。

今思い起こせばこの本は一昨年のクリスマスに昔住んでいたシリコンバレーに行き、お友達家族を訪れ、そこで読んだ本でした。山のキャビンハウスを数日借りてみんなで料理をしたり、ゲームをしたり、本を読んだりととても楽しい日々を思い出しました。本は読んだ時の場所や状況も思い出させてくれます。普段は家で読むことが多いけど旅行時に読む本も特別いいですよね。

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